「利害関係者の共通のニーズを抽出し、効果を最大化」
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター センター長 宮下和士教授
北海道大学の宮下教授は再エネの教育研究拠点、リニューアブルエナジーリサーチ&エディケーションセンターを学内で立ち上げた。洋上風力発電を中心に再エネと地域の共生を目指す。設立の思いを語った。
プロフィール●みやした・かずし 岡山県出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(農学)。北海道大学水産学部助教授などを経て、22年4月より現職。
リニューアブルエナジーリサーチ&エディケーションセンター(=REREC)は、再生可能エネルギーの健全な普及を目的に、2024年6月に発足された。理念は、生物多様性の損失を止めて回復軌道に乗せる『ネイチャーポジティブ(自然再興)』と、地域社会に持続的な恩恵をもたらす『地域社会ポジティブ』、そして温室効果ガスの吸収量を排出量よりも多くする『クライメイトポジティブ』の3つである。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です