出始めた新事業構想 脱炭素先進地の矜持

地域資源で脱炭素化

高知・梼原の複合再エネ供給

自然豊かな高知県梼原町は、地域資源を活用して様々な再エネ電源で脱炭素化を進めている。町の取り組みに迫った。

人口3050人の高知県梼原町は、四万十川渓谷と急峻な山々に囲まれた自然豊かな町である。1999年に再生可能エネルギーの推進を町の基本計画に位置づけ、出力600kWの風力発電設備を2基設置してから、町は多様な再エネを導入してきた。2008年に木質ペレットの製造工場を設立し、09年には四万十川源流域に出力53kWの小水力発電所を整備。小水力発電所の電力は自営線を介して昼間は学校へ、夜間は町内の街路灯82基へ供給している。

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