寒風下のオフサイト太陽光新事業創出への熱意と工夫

復興、そして防災機能強化

宮城・東松島の地域脱炭素

震災を機に地域防災機能の強化と脱炭素化を両輪で進めてきた宮城県東松島市。市の歩みを辿る。

東松島市のスマート防災エコタウンにはマイクログリッドを構築した

東松島市は2011年3月の東日本大震災で甚大な被害に見舞われたことから、防災機能の強化とともに脱炭素化を進めてきた。16年4月には、市が出資する地域新電力会社、HOPE(東松島みらいとし機構)で電力小売りを開始。同年6月には、集合住宅や病院など、地域の中核施設を太陽光発電設備や蓄電設備、バイオディーゼル発電機とともに自営線で繋いで、全国に先駆けて市内に小規模電力網(マイクログリッド)の運用を始めたのである。

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