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インフォミクス、小規模屋根用監視装置発売

新製品の外観

発電量監視装置開発のインフォミクス(三重県四日市市、尾崎友則社長)は2020年7月10日、アパートやマンションの屋根に搭載された太陽光発電設備用の新製品を発売した。10年間の通信費を含め10万円前後で提供する。初年度100台の販売を目指す。

アパートやマンションに搭載した設備を持つ発電事業者の遠隔監視装置導入率が低いと見て、需要があると判断した。低価格な製品に仕上げるべく、対象を出力30kW未満の設備に絞り、センサの数を減らした。9.9kWPCSなら3台、5.5kW機であれば5台まで発電量の監視ができるようにした。

合わせて通信費低減を狙い、『LTE-M』という通信規格を採用。少量のデータを低価格で通信できる同規格に対しては、郊外使用に不安こそあっても、アパートやマンションのある市街地ではエリア外になる可能性は低いと見る。

販売価格について、尾崎社長は「台数にもよるが8万~12万円で提供する」と話す。

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