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日栄インテック、新型太陽光カーポート発売へ

産業用片側支持

太陽光架台製造の日栄インテック(東京都荒川区、高橋善晴社長)は2023年5月、片側支持の太陽光カーポートを発売する。不特定多数の人が出入りする量販店などでの利用を想定し、EPC(設計・調達・建設)会社や販売店に卸す。製品群を拡充し、提案の幅を広げる狙いである。

同社は、後方部のみに柱を設けたスチール製の太陽光パネル搭載カーポートをこのほど開発。車2台駐車用の太陽光パネル出力6kWを1単位とし、駐車台数や駐車場の形状に沿って設計する。風速38m/s以下、積雪50cm以下の強度を確保し、防火認定を取得する予定だ。

同社環境事業部太陽光第一グループの黒木浩貴副部長は、「片側支持カーポートのニーズが一定数あった。これでほぼ全種類の太陽光カーポートを提供することができる」とし、今夏を目途に出荷する予定だ。

同社は、積雪99cmに対応した四本足のアルミ製太陽光カーポートから、強度を上げた積雪120cm対応品や同150cm対応品のほか、意匠性を高めた製品まで販売していく。

同社は22年の産業用と住宅用太陽光カーポートの出荷量を前年比2.8倍の約17MWに伸ばした模様だ。23年の出荷量は23MWを見込んでいる。

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