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新日本エネックス 太陽光付き蓄電設備貸出開始

工務店と提携

住宅用太陽光発電設備を販売する新日本エネックス(福岡市、西口昌宏社長)は2023年6月1日、太陽光パネルとハイブリッド型蓄電設備の貸出を開始した。工務店と提携し、新築住宅を購入する顧客に設備を貸し出す。初年度100台の提供を狙う。

同社は、リース会社を介して、出力415Wのエクソル製単結晶太陽光パネル13枚と、蓄電容量5kWhの蓄電池を搭載した交流出力5kWのハイブリッド型蓄電設備を貸し出す。貸出期間が15年の場合は月額税込1.8万円、10年の場合には同2.3万円で提供する。協力会社に施工を委託し、全国でサービスを展開する。

同社は、住宅用太陽光発電設備や蓄電設備を販売してきたが、19年から工務店と提携した設備販売を開始。今回の事業はその一環である。同社法人営業部の吉村一男氏は、「太陽光発電の自家消費率を高めたいという要望を受け、蓄電池を一体にした」と経緯を語る。

今後は設備の種類を増やしつつ、顧客の要望に沿った新商材の提供も検討する。

同社は15年に設立。23年1月期は前期比150%増の2069台の蓄電設備を販売した。24年1月期は2400~2600台の販売を見込む。

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