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NTTスマイル 200施設とPPA締結へ

遠隔監視装置メーカーのNTTスマイルエナジー(大阪市、武馬 雄一郎社長)がオンサイトPPA(電力売買契約)の受注を伸ばしている。2023年度は新たに200以上の施設に太陽光発電設備を設置する予定だ。

同社は23年に入り、全国チェーンの薬局店や、エンジン部品製造会社、中古車販売会社などとPPAを締結。順次太陽光発電設備を設置し、23年度中に200以上の施設で設備を稼働させる計画だ。

全体の4割にあたる施設へ出力20‌kW程の低圧太陽光発電設備を、残り6割の施設へ100~300kWの高圧太陽光発電設備を設置する。低圧案件のうち3割程に蓄電容量6.5‌kWhか同9.8‌kWhのオムロン製蓄電設備を併設する。契約期間は、低圧案件が10~15年、高圧案件は15~20年となる模様だ。

同社は、自社の遠隔監視装置を設置し、電力消費量の〝見える化〟や精度の高い負荷追従を実現して経済性を高めている。同社事業推進部営業戦略担当の平戸孝典担当課長は、「PPAを手掛けることで監視装置に求められる機能が分かり、製品の改良に繋げることができている」と話す。

同社は22年度末時点で、約1800の家庭と、約200の企業施設へPPAで太陽光発電設備を設置していた。施工を手掛けるサニックスやビーライトネオらと連携して提案を強めている。

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