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モレスコ、動物園に有機薄膜型太陽電池設置

化学品メーカーのモレスコ(神戸市、赤田民生会長)は2020年12月10日、神戸どうぶつ王国に自社製の有機薄膜型太陽電池を導入したと発表した。SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む同園は太陽電池の利用に前向きだったようで、同社は神戸市の紹介を受け、設置した。

同社は、葉の形状を模した有機薄膜太陽電池を5枚、約60W分導入し、その下にベンチと60‌Ah分の蓄電設備を設置した。蓄電設備にはUSBポートを設け、来園者がスマートフォンを自由に充電できるようにした。導入費は約200万円だという。

有機薄膜太陽電池を開発してきた同社は、再生可能エネルギーの導入を推進している神戸市に自社製品を提案したところ、神戸どうぶつ王国の紹介を受けたという。今後、発電量や電力使用量を調査し、営業活動に活かしていく考えだ。

完成した有機薄膜太陽電池の前に立つモレスコの赤田民生会長(右)と両角元寿社長

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