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ニイガタ製販、アルミ製取付金具2種発売

従来品より価格15%減

太陽光取付金具メーカーのニイガタ製販(新潟県三条市、岩崎悦久社長)は2021年4月、アルミ製のハゼ式折板屋根用と勘合式立平葺屋根用の太陽光取付金具を発売する。価格低減を実現し、積雪対応を強化した。

アルミを使う場合、鉄製より部材費こそ高くなるが、押出し加工によって製造工程を簡素化できる。同社の青柳茂雄統括部長は「従来品の10~15%の価格低減を実現した」と自信を見せる。

同社はボルト2点で固定する高強度金具も製品群に加える。金具の長さが変わるだけだが、アルミだからこそ開発できるらしい。というのも、鉄製は鍛造加工でつくるため、取付金具の形状が同じでも長さが違えば新たな金型が必要になるが、アルミ製は押出し加工ゆえ金具の長さを調節できるのだ。ボルト1点品は積雪100㎝までの対応となるが、2点品は計算値上250㎝まで対応できる。

アルミ製のメリットについて、青柳統括部長は「耐久性が高く、錆つく心配も減る」とし、「ハゼ式金具だけでこれまでの3倍以上となる月10万個の販売を目指す」と語る。

 

アルミ製にし、ボルト1つタイプ(左)と2つタイプをラインナップに加えた(右)

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