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ループ、住宅向け太陽光+蓄電池の無償提供開始

電力小売りのループ(東京都台東区、中村創一郎社長)は2021年10月14日、住宅用太陽光発電設備と蓄電設備を利用者の初期負担なく提供するサービスを始めた。新築住宅の購入者を主な対象とし、工務店などを通じて初年度5000件の設置を目指す。

顧客に提供する太陽光発電設備と蓄電設備は同社が所有し、15年契約のもと、顧客に設備を貸し出して利用料を徴収する。同時に、工務店を介して、電気とガスを併用するハイブリッド給湯器を販売し、客先の自家消費率を高めつつ不足分の電力を小売りする。顧客は電力代とガス代を合わせて1割程削減できるようだ。

同社スマートライフ事業部企画開発課の若林輝男課長は、「蓄電設備まで含めた太陽光発電設備の無償設置で、顧客が経済メリットを出せる仕組みは過去になかった」としたうえで、「ハイブリッド給湯器が備わることで、利用者の災害対策はより充実する」と特徴を語る。

今回のサービスでは、同社が20年10月に発売した蓄電設備を用いる。太陽光電力を直流で充放電する仕様で、1台あたりの蓄電容量が2.4‌kWh。最大6台まで繋げられる。

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