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PVeye 2021年4月号

特集「再生可能エネルギーの軌跡と未来」

東日本大震災、福島原発事故を契機に、日本のエネルギー改革が進んだ。電力広域的運営推進機関が創設され、電力小売りの全面自由化が実現、送配電部門の法的分離が進む一方、再生可能エネルギーが劇的に普及した。この先10年、エネルギー社会の未来図をどう描くべきか。電力システム改革と再エネの普及拡大で脱炭素社会を実現する方針こそ示されたが、課題はなお残る。震災から10年の節目に、福島を訪れ、再エネの軌跡と未来を再考する。

 

 

2021年3月11日、福島県が追悼祈念復興式を開催した。新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、一般の参加を受けつけなかったが、関係者221名が出席した。

 

 

 

「再エネ普及には適切な規制を

電力システム改革のあり方に懸念」

龍谷大学政策学部

大島堅一 教授

エネルギー政策に詳しい龍谷大学の大島教授が再生可能エネルギーのさらなる普及に向けた課題を挙げた。

 

 

 

 

普及拡大も課題山積

再エネ業界10年の歩み

3・11から10年。太陽光発電を中心に再生可能エネルギーの導入量が急速に拡大した。業界の歩みを辿る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽光はまだ足りない!

再エネ比率40%超濃厚か

脱炭素に向け、再生可能エネルギーの導入拡大は欠かせない。太陽光発電への期待が大きいなか、2030年時の再エネ比率目標が高められる方向だ。

 

 

 

太陽光のさらなる普及へ

乗り越えるべき3つの壁

カーボンニュートラルの実現には、太陽光発電のさらなる導入拡大が不可欠だ。だが課題もある。立ちはだかる3つの壁を乗り越えなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健全な市場を築こう!
道半ばの電力システム改革

福島原発事故を機に、電力システム改革が進められてきたが、課題が山積している。発送電分離を見直し、健全な電力市場が構築されなければならい。

 

 

「地域活性化に繋がる

再エネ事業モデルの構築を」

京都大学大学院経済学研究科

諸富徹 教授

再生可能エネルギービジネスのあるべき姿について、再エネに詳しい京都大学大学院の諸富徹教授が見解を示した。

 

春の新製品続々!

蓄電設備7種を比較

蓄電設備の新製品開発が進んでいる。環境価値取引が可能になる住宅用蓄電設備や、市場価格より3割安い産業用蓄電設備が登場。最新の蓄電設備7種を紹介する。

 

SBエナジー、自己託送支援で

エコスタイルと提携

ソフトバンクグループの再生可能エネルギー会社、SBエナジーが太陽光発電所を建設するエコスタイルと提携した。一般の企業に自己託送を支援するサービスを始める。

 

リコー、30年度再エネ比率50%に

再エネ調達の評価制度導入

リコーが事業用電力に占める再生可能エネルギー使用率の2030年度目標を30%から50%に引き上げた。再エネ調達の評価制度を導入し、目標達成の前倒しを図る。

 

低圧太陽光の事故報告

4月から義務化

2021年4月から低圧太陽光発電の事業者に設備の事故報告が義務づけられる。違反した事業者には罰則が科される可能性もある。

 

中ロンジ、

パネル出荷20GW超で世界首位に

太陽陽光パネル世界大手の中・ロンジが2020年の太陽光パネル出荷量で世界首位の座についた。世界各国にパネルを23GW程販売した模様だ。

         
 
 
 
          
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
         

Vol.59 宮城県・川崎ソーラーパーク

 

エネルギー事業統合で

高付加価値化を実現

立石泰輔 オムロン執行役員

オムロンソーシアルソリューションズ

取締役執行役員専務

エネルギーソリューション事業本部長

オムロンがエネルギー事業を統合して間もなく1年。機器製造とエンジニアリングを掛け合わせ、高付加価値化を追求する。オムロンソーシアルソリューションズの立石エネルギーソリューション事業本部長に展望を聞いた。

 

初期費用ゼロのPCS定額貸出を開始

低圧太陽光発電所のリパワリング向け

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JAソーラー・ジャパン

20年800MW出荷

54セル搭載パネル発売へ

太陽光パネル大手、中・JAソーラーの日本向けパネル販売が好調だ。4年連続で出荷量を伸ばし、2020年には800MW出荷した。FIT後を睨み、法人向け自家消費市場を視野に入れた取り組みも始める。

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脱炭素に貢献!

再エネ電力で走る電動バイク

再生可能エネルギーの電力だけで走行する電動バイクと電動アシスト自転車が登場した。本格普及すれば、脱炭素への貢献度は大きい。

 

国交省が都市空間を3Dデータ化

トリナ・ソーラー、高出力670Wパネル発売へ

ニイガタ製販、アルミ製取付金具2種発売

サニックス、スポーツ施設に太陽光発電設備を導入

エネルギーパワー、可搬型蓄電設備発売

OREM、O&Mの外部提供開始

伊坂電気、小水力発電事業に参入

ケミトックス、パネル検査の新サービス開始

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第21回 新電力の容量市場対策①

需要を平準化せよ

新電力コンサル、アンプレナジーの村谷社長による本連載。今回から新電力会社の容量市場への対応策について解説していく。

  
 
         

第7回 情報収集

読者のお悩みにお答えする本連載。今回は情報収集である。

 

パナソニック

新型エネファーム発売

 

ラプラス・システム

計測器一体型端子台を開発

 

サカキコーポレーション

データロガー2種発売

 
 
 
       
       

【太陽光パネル海外大手の日本出荷量】

高水準の出荷続く

5社が500MW超

コロナ禍の2020年、太陽光パネル海外大手は日本でパネルをどれほど出荷したのか。

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世界市況データ(ポリシリコン、ウエハ、セル、モジュールスポット価格)/モジュール出荷量ランキング2020/セル・モジュール生産能力ランキング/日本卸電力取引所におけるスポット市場の平均取引価格推移/東証インフラファンド市場における上場銘柄の株価推移

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発刊日 2021年03月25日
定価 1,980円
コード 80109-3 4910801090314 01800

PVeye 2024年5月号

機器交換から蓄電池併設まで 徹底解説!太陽光発電所バリューアップ術

発刊日:
2024年04月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年4月号

安定成長に漂う不透明感 オンサイト太陽光最前線

発刊日:
2024年03月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年3月号

過熱する開発競争 蓄電池ビジネスの全貌

発刊日:
2024年02月24日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年2月号

再生可能エネルギー 市場別分析2024

発刊日:
2024年01月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年1月号

飛躍の年になるか 再エネ大予測2024

発刊日:
2023年12月25日
定価:
1,980円

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