ESI設計支援サイトに新機能

自家消費シミュレーションがついに搭載

太陽光関連設備の最適な設計を導き出してくれるESIの設計支援サイト。4月末から自家消費用設備の設計ができるようになる。

ESIの設備設計支援サイトはPCやタブレット端末、スマートフォンでいつでもどこでも利用できる

ESI(ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション)が運営する太陽光発電設備の設計支援サイトで、自家消費用設備の設計ができるようになる。早速手順を解説しよう。

最初は、発電量のシミュレーションだ。グーグルマップ上に施設の屋根を表示し、太陽光パネルの設置場所を4点指定すれば、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の日照データを読み込み、発電量が自動で算出される。太陽光パネルの方位角や傾斜角、経年劣化率に初年度劣化率のほか、PCS(パワーコンディショナ)の出力や変換効率まで指定すれば、より精度の高いシミュレーションが可能になる。

発電量の次は、電力消費量の試算だ。太陽光パネルを置く施設のタイプを、事務所や工場、倉庫、病院、スーパー・ドラッグストア、コンビニエンスストア、ホテルなどから選択すると、すでに組み込まれている電力使用状況のアルゴリズムをもとに電力消費量が算出される。より細かく試算したければ、稼働時間や休日、長期休暇まで設定するとよいだろう。

こうして発電量と施設の電力消費量を試算すれば、ほぼ終了だ。設備を長期利用した場合の自家消費量や投資対効果などが、サイト上から確認できるのである。

もっとも、自家消費用やオンサイトPPA(電力売買契約)用の設備の設計は複雑だ。正解はひとつではない。それだけに、業者によって設計の内容が各々異なり、業者選びに悩む企業が多いのだろう。

これについて、土肥宏吉社長は、「当社のサイトをひとつの基準としてお使いいただくのもひとつでしょう。あるいは、設定条件を変えれば、瞬時にシミュレーションに反映されるため、業者の設計内容を確認するツールとして活用いただく方も増えています」と状況を語る。

事実、最近は太陽光発電設備を導入する『RE100』加盟企業などが、ESIの設計支援サイトを活用し始めているのだ。

ともあれ、ESIの設計支援サイトは使い勝手がよい。太陽光パネルであれば、出力数や片面発電タイプ、両面発電タイプなどを、PCSは、出力数や単相、三相、自立運転機能の有無などを、それぞれ指定すれば、条件に合った製品が瞬時に表示される。

さらには、サイトが推奨する他のメーカーの設備まで表示されるほか、パネルとPCSの最適な組み合わせや特定のPCSに対して指定した太陽光パネルの最大直列数や最大並列数まで算出される。

特筆すべきは、豊富なデータだ。太陽光パネルは、中・トリナ・ソーラーやJAソーラー、ジンコソーラー、ロンジソーラー、加・カナディアン・ソーラー、韓・ハンファQセルズのほか、シャープやソーラーフロンティアまで国内外500種類。PCSは、ダイヤゼブラ電機やオムロン、山洋電気、安川電機、パナソニックなどの日本製から独・SMAや中・ファーウェイ、サングロウ、グッドウィー、台・デルタ電子などの海外製まで220種類以上だ。このほか、蓄電設備や遠隔監視装置、出力制御装置、トランス、キュービクル、EV(電気自動車)用充電器から自然災害補償まで網羅している。

機器類には、製品カタログやユーザーマニュアルが用意されており、サイト上で閲覧できる。また、サイト上の『ドキュメント』からメーカーを選ぶと、そのメーカーが扱うすべての製品を確認できるのだ。

サイト利用料は1アカウント月額3万円、企業アカウント月額5万円とお得。早速活用してみよう。

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