自治体から多数受注

〝軽くて低い〟アップソーラージャパンの陸屋根架台

きめ細かな〝対応力〟

佐藤副社長。背後にあるのは自社製ハイブリッド型蓄電設備

多様化する顧客の要望に細かく応える同社の〝対応力〟は、架台以外の製品においても伺える。

たとえば、旧型サイズの太陽光パネルだ。FIT開始から10年以上が経過し、故障などによるパネルの交換需要が増えているものの、パネルのサイズが大型化し、旧型サイズのパネルが入手し難い。そこで同社は、生産体制を整え、旧サイズのパネルを製品化したのだ。

あるいは、ハイブリッド型蓄電設備の製品化である。非常用電源としての機能性や太陽光電力の自家消費率向上などを目的に蓄電設備のニーズが拡大するなか、同社は利用者が予算や目的に応じて選べるよう蓄電容量5.8‌kWhタイプと11.5kWhタイプを用意。日本の顧客が安心して使えるよう製品の仕様を考慮し、海外の蓄電設備メーカーに生産委託して価格競争力の高い製品に仕立てた。

設立から10年が経過し、日本で製品の販売実績を積み上げてきたアップソーラージャパン。今後の動向から目が離せなくなってきた。

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