蓄電池制御確立へ

RE100電力の再エネアグリゲーション

FIP事業を支援

同社は、FIP(フィード・イン・プレミアム制度)を活用する発電事業者向けの事業を想定している。そこで23年度内に日本エネルギー総合システムがFITを活用して開発した高圧太陽光発電所をFIPに切り換え、補助金を使って蓄電設備を追加設置する。FIPのプレミアム(供給促進交付金)が得られないJEPX価格が0.01円の時間帯の売電を避けて、JEPX価格が高い時間帯に売電するなどして収益性の高い蓄電設備の運用法を探る。

このほか、同社は太陽光発電の余剰電力およびインバランスによる損失を自己託送側に供給することでの自己託送率向上を目的に蓄電設備を制御していく。

今後、FITを活用しない非FITの発電事業では、蓄電設備の運用が鍵を握る。同社は蓄電設備の制御技術を磨き、発電事業者を支援しつつ、全国のEPC会社の発電所開発を後押ししていくつもりだ。同社の取り組みから目が離せない。

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