自家消費提案を後押し!

RE100電力が環境価値取引所を開設

非FIT開発を加速!

同社はFIP電力の固定価格買取サービスを手掛けており、同サービスで集めた環境価値を取引所で販売する

また、同社は取引所の開設によって、EPC(設計・調達・建設)会社による太陽光発電設備の提案を後押しする構えだ。近年の電力代の高騰を受け、電力代の削減を目的に太陽光発電設備を導入しつつ、環境価値まで売却して電力代削減効果をより高めたい企業が多いことから、EPC会社がそうした提案ができるようにしたわけだ。特に自家消費率が上がれば、企業はその分環境価値を販売できる量が増えるため、蓄電設備の併設提案がしやすくなる。

さらに同社には、FIP(フィード・イン・プレミアム制度)を活用した発電所の開発を加速させる狙いもある。同社は発電事業者から環境価値を含めた再エネ電力を購入しており、その環境価値を取引所で販売する。特に非FIT非化石証書は高値で取引されているだけに、同社は証書の販売で得た利益を発電事業者に還元し、発電所開発を後押しするというわけだ。

再エネ会社がRE100電力と協業すれば、提案の幅は広がることだろう。関心のある企業は同社へ問い合わせてみよう。

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