新鋭販売店トラーチが積極提案

エクソルの住宅用再エネ設備

唯一無二の高機能蓄電池

むろん、太陽光発電設備と蓄電設備のセット品は他にもあるが、トラーチがエクソルの製品を扱う最大の理由は、ハイブリッド型蓄電設備の機能にある。

同蓄電設備は、全負荷対応かつ大容量ゆえ、停電時に自立運転に切り替わってもPCS(パワーコンディショナ)の出力が通常時と同じ4.95‌kWと高出力が維持され、利用者は家庭内の全ての電力設備を使用できる。さらに蓄電池容量を最小5kWhから5kWh刻みで最大30‌kWhまで増設できる点も利用者にとっては有益なようで、稲場社長は「蓄電設備を導入しても、停電時に空調設備が使えなければ、魅力は半減します。停電時でも、お客様が普段通り生活できるように、我々はエクソルさんの製品を提案しています」と語る。

さらに稲場社長は、寿命が長い点を顧客に推奨する理由に挙げる。昼間に太陽光発電の余剰電力を充電して夜間に放電する〝1日1充放電〟が一般的だが、1.2万回の充放電に耐え得るリン酸鉄系リチウムイオン蓄電池セル搭載の同蓄電設備の場合、昼間に充電して夕方放電し、夜間に割安な系統電力を充電して明け方に放電する〝1日2充放電〟が可能なのだ。

管理しやすい点も特長だろう。利用者は蓄電池の使用状況をスマートフォンで確認できるうえ、設備が停止したり、故障したりすると、通知が届くため、即座に対応できる。利用者の同意があれば、販売会社が客先の蓄電設備を把握し、故障時の駆けつけに対応することもできる。

さらには、遠隔から蓄電池の運転モードを切り替えられる機能も有用だ。普段は太陽光発電で発電した電力の自家消費率を高めるモードにしておき、台風の接近時には蓄電池の容量を残すといった設定にすることもできるため、稲場社長は「台風接近時にはお客様へ運転モードの切り替えを案内し、依頼があれば、我々が代行して設定を変えています。この我々の対応が好評で、新しいお客様を紹介していただくきっかけになっています」と述べる。

続けて、稲場社長は、「厚さが15cm程と薄く、設置しやすい点や、スタイリッシュな外観のほか、最長20年の長期保証に加えて、価格面においても業界最安値で販売しており多くのお客様よりご支持いただいております」と満足げに語る。

トラーチは21年10月にエクソルの住宅用太陽光発電設備と蓄電設備を売り始め、800セット以上販売した。最近は地方自治体による太陽光発電設備の設置義務化への動きがあるなか、工務店との連携を強め、新築戸建住宅向けのエクソル製品の受注を伸ばしている。

すでに住宅用太陽光発電設備と蓄電設備のセット導入は一般化しつつある。トラーチのように、脱炭素新時代の商材としてエクソルの再エネ設備の取り扱いを検討してみてはどうか。