販売・施工店がファーウェイの住宅用蓄電設備を選ぶ理由

配線不要で施工短縮

もっとも、ファーウェイは25年6月に新製品の住宅用蓄電設備、『LUNA2000−7/14/21−NHS1』を発売し、すでに企業や自治体、住宅向けに出荷を始めた。特筆すべきは、機器同士の接続を嵌合式にして配線を不要にし、施工性を高めた点で、エネシードの葛谷社長はこう述べている。

「従来機種は、PCS(パワーコンディショナ)と蓄電池の施工に1日くらいかかりましたが、新機種であれば半日くらいで済みます。これは驚くべき改善点でしょう。新機種は奥行き25.5cmですが、業界で最も蓄電池ユニットが薄いため、省スペース化が図れる製品で、施工性が格段に向上したように思います」。

また、ファーウェイは今回、防塵・防水性能を示す保護等級をIP66まで高めている。重塩害地域や寒冷地での使用はもちろん、水害への耐性も高めており、筐体が40cm浸水しても72時間以内であれば耐えられる設計を施したのだ。このほか、5kWhずつ最大15‌kWhまで蓄電容量を増やせた従来機種に対し、新機種では7kWhずつ最大21‌kWhまで増設できるようにするなど、随所に改良を加えている。