販売・施工店がファーウェイの住宅用蓄電設備を選ぶ理由
徹底した安全・保守体制
エネシードの葛谷公揮社長(左)とファーウェイデジタルパワー事業本部の恒成和由貴アカウントマネージャー
むろん、ファーウェイは、新機種においても徹底して安全性を担保した。新型PCSに『AFCI』機能を搭載し、施工不良などで発生し得る直流アークへの対策として、アーク発生後0.5秒以内に自動で回路を遮断する仕組みにした。そのうえで、蓄電池パックごとに8つのセンサを内蔵させ、常時監視を可能にして蓄電池に消火モジュールを設置、万が一の発火の際には燃焼元の酸素を排出しつつ瞬時に消火ガスを噴出する機能を導入し、2段構えの安全対策を施した。
なお、蓄電池パックごとに個別制御するオプティマイザ機能も従来機種と同様に新機種に搭載させており、製品の長寿命化に繋げている。
ファーウェイデジタルパワー事業本部の恒成和由貴アカウントマネージャーは、「過去に当社の製品が発火したことはありませんが、メーカーの責務として引き続き安全対策を徹底していきます。そのうえで、お客様へのアフターサポート体制をより強化しました」と述べた。
実際、同社は、新たに製品瑕疵時の交換サポートを開始し、その傍ら蓄電設備専用のコールセンターを設け、朝8時から夜20時まで365日体制で顧客対応する体制を築いている。
こうしたファーウェイの顧客対応について、エネシードの葛谷社長は、「故障時に、離島を除き、最短2営業日で交換用の代替品を届けるというアフターサービス体制は特に好評です。さらに、多機能なファーウェイさんの新機種は、他社と一線を画した製品です。今後は太陽光発電設備やEV充電器と組み合わせたパッケージ製品としても販売していきたいですね」と意欲を示した。
ともあれ、初めてファーウェイの製品を扱う業者は初期設定などで手間取ることもあるだろう。そこでファーウェイは販売・施工店を対象に、住宅用蓄電設備の施工研修を月に1回、東京都をはじめとした各地で開催。製品の仕様や通信設備の設定方法などを細かく丁寧に説明している。住宅用蓄電設備の選定で悩んでいる販売・施工店は、これを機にファーウェイ製品を採用してみてはどうか。