安全確保への飽くなき挑戦 ファーウェイ住宅用蓄電設備の設計思想

二重三重の安全対策

もっとも、ファーウェイの住宅用蓄電設備には、電流や電圧、温度を常時監視するセンサが4つ設置されており、安全の管理体制は十分な状態と言える。現に、同社は蓄電容量5kWhの従来機を118万個販売したが、今のところ1件として事故はないという。それでも、安全性をさらに追求し、蓄電容量7kWhの新製品には二重三重の対策を施したのである。

たとえば、万が一の発火に備えてエアロゾルの噴射で消火する非常用消火モジュールを搭載していたが、これに加えて、25年発売の新機種には新たに能動式圧力開放バルブを導入した。これは、蓄電設備の筐体内部の気圧が上がると、温度上昇が起こるため、自動的に圧力を外に逃がすという安全機能だ。内部の気体を外に排出した後は、自動的に閉じる自動閉鎖機構が働き、可燃性の酸素などが筐体の内部に入らないような仕組みが施されている。