PCS×蓄電池×EMS

ファーウェイ、住宅用から産業用まで全方位展開

法人向け提案本格化

ファーウェイは、容量215kWhの産業用蓄電設備の機能も拡充した。停電時には自動で自立運転に切り替わる仕様で、冷却法は空冷と水冷のハイブリッド式を採用、補機電力を30%削減した。蓄電池セルを直列接続した蓄電池パックにはBMU(蓄電池状態監視装置)を搭載、長期運用に向け、蓄電池セルの劣化を均一化する仕組みにした。

産業用蓄電設備にも徹底した安全設計を導入しており、内部に一定の圧力差をつくって酸素の侵入を防ぐ正圧酸素遮断構造にしたうえ、指向性ガス排気ベントを設け、熱暴走や延焼リスクを抑制した。蓄電池セルから蓄電設備全体まで多層の安全設計を施し、第三者認証機関、独・テュフラインランドの安全認証、『テュフレベル3』を取得した。

同社はAIの活用にも余念がない。自動でSOC(充電可能量に対する実際の充電量の割合)を校正する機能を導入し、メーカーの技術員による手動調整や立会試験を不要にした。フュージョンソーラーで稼働状況や温度を常時可視化できるようにしたほか、AI活用の異常診断によって早期に異常を検知し、トラブルを未然に防ぐ体制を築いた。

産業用では、電力需要に応じた電力の最適配分を念頭に各設備を最適制御し、企業のエネルギー利用の効率化を支援していく構えだ。