RE100電力、東京・中部などで電力小売り開始へ
高圧蓄電池でリスクヘッジ
電力小売りのRE100電力は、高圧蓄電設備のオンサイト導入を条件に東京や中部などで電力小売りの新規契約を受付ける。蓄電設備の運用でリスクを回避し、電力高騰に苦しむ電力消費者を救済したい考えだ。

RE100電力と日本エネルギー総合システムはいち早く系統用蓄電所の運用を開始した。知見やノウハウを着々と蓄積している
イラン戦争の影響でLNG(液化天然ガス)や原油の価格が急騰し、電力業界に激震が走っている。特に東京エリアと中部エリアではJEPX(日本卸電力取引所)スポット市場の約定価格が高騰。企業向けの特別高圧・高圧では、電力小売り会社が新規契約の受付を停止しており、かつての〝電力難民問題〟を彷彿とさせる事態が生じている。
それだけに、市場連動型の料金メニューを提示する電力小売り会社に顧客が流れているが、これはこれで問題もある。市場連動型は電力小売り会社の調達リスクを電力消費者に転嫁するスキームゆえ、一見すると電力小売り会社はリスクを回避できるようだが、そうはいかない。すでにピーク時に60円/kWhまでJEPXスポット価格が上昇したのだ。このまま電力小売り会社が市場連動型を続け、夏頃に顧客が大きな損失を被ることになれば、連鎖して電力小売り会社も無傷ではいられなくなる。電気代の未払いが相次ぎ、経営悪化は避けられないだろう。

