RE100電力、東京・中部などで電力小売り開始へ
高圧蓄電池でリスクヘッジ
EPCと提携で電力小売り開始
この危機的状況の下で、RE100電力(東京都中央区、小西雄大社長)が立ち上がった。同社は西日本を主たる販売エリアとしてきたが、価格高騰の影響を看過できず、このほど東京や中部などで顧客が求めやすい固定価格で電力小売りを始めるというのである。
むろん条件はある。RE100電力から電力供給を受けるには、電力消費者は敷地内にオンサイト蓄電設備の導入スペースを確保しなければならない。つまり、RE100電力はPPA(電力売買契約)方式でオンサイト蓄電設備を導入し、需給調整市場取引を中心に収益化を図って、JEPXスポット価格の高騰による損失を回避するわけだ。
これについて、グループ会社、日本エネルギー総合システム(香川県高松市、黒淵誠二社長)の黒淵社長はこう語る。
「今回の事業は東京や中部などのEPC(設計・調達・建設)企業さんと提携して進めていきます。電力価格の高騰に苦しまれている企業に、ソリューションとして当社の電力小売りサービスと蓄電池を提案していただき、蓄電池のEPCを受託いただければ、お互いウィン・ウィンの関係になれるでしょう」。
RE100電力は24年6月に先駆けて系統用蓄電所を開発し、需給調整市場の一次調整力取引を始めた。その後、用地開発やEPCからアグリゲーションやO&M(管理・保守)まで一貫して請け負う体制を構築。いまや特別高圧蓄電所から高圧蓄電所まで開発規模は全国100ヵ所以上に達しており、国内トップクラスの実績とみられる。つまり、電力小売りと蓄電所運用の双方の知見があるからこそ今回の新たなサービスを提供できるのだろう。
米国およびイスラエルとイランの対立が終息しなければ、今夏、今冬には電力価格が暴騰し、甚大な影響が及びかねない。ここはRE100電力に相談してみてはどうか。

