Sustech、蓄電所向けアグリゲーション展開を加速

自社開発AIで最適化

サステックのアグリゲーションにおける強みは、まず、同社が開発したAI(人工知能)活用のエネルギー運用システム、『ELIC』を使用する点だろう。ELICは、JEPX(日本卸電力取引所)のスポット市場や時間前市場、需給調整市場など、複数市場の価格と需給を予測し、収益機会を比較しながら充放電計画を最適化できる。

また、短期的な売買収益のみを追うのではなく、蓄電池の劣化特性を考慮した充放電制御を行うなど、長期的な事業収益の最大化を目指す点に特徴がある。同社はELICを活用した100MWを超える自社保有発電所の運用を通じて、JEPXでのアービトラージ(値差取引)やインバランス低減の知見を蓄積してきた。需給調整市場の競争が激しくなるなか、複数市場を横断して収益機会を捉える運用力は、蓄電所の事業性を左右する。さらに、自らも高圧蓄電所から50MW級の特別高圧蓄電所まで開発を進めており、事業者の視点に立った提案が可能だ。

蓄電所は建設するだけでは収益を生まない。開発と運用の双方を担えるサステックは、参入や運用の高度化を求める企業の有力なパートナーとなりそうだ。

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