高度化への飽くなき追求!afterFITのドローン戦略

ドローン×AIで高度な解析を可能に

ドローンで撮影した画像データを解析すると、AIが異常箇所を自動抽出(上)。該当箇所をクリックすると詳細が表示(左下)され、付近の撮影画像(右下)も見られる

同社はAI技術も取り入れている。O&Mチームの堀野真生氏は、「赤外線カメラと可視光カメラを搭載したドローンで太陽光発電所を撮影し、その映像を自社開発したAI解析ソフトウェアに読み込ませます。赤外線カメラと可視光カメラの画像データを比較することによって、異常の有無だけでなく、要因まで特定しています」と説明する。

続けて、ドローンチームの桑水悠治氏は、「高度解析には高解像度の画像データが必要ですが、当社では、誰が操作しても、品質を均一に保てるよう最適なドローンの航路を自動で導き出すシステムを開発しました」と話す。

これは、あらかじめ登録された太陽光発電所名を選択すれば、ドローンの最適な航行ルートを自動で導き出せる同社独自のAI搭載のソフトウェアである。太陽光発電所の位置まで衛星データで解析し、経産省IDや発電所名など、日本中の発電所をデータベース化し、マッチングすることで、AIがドローンの最適な航空ルートを自動で計算する。

谷本代表は、「すでに日本中の太陽光発電所の解析が終わったので、どの発電所でもすぐにドローンを飛ばせます」という。

あらかじめ登録された太陽光発電所名を選択すれば、ドローンの最適な航行ルートを自動で導き出すソフトウェアを開発