[シリコンの再資源化]
横浜国立大学、廃棄パネルのシリコン再資源化に道筋
二酸化炭素からギ酸やメタノールを生成
横浜国立大学は2022年5月30日、二酸化炭素を有機資源のギ酸やメタノールに変換する触媒合成に成功したと発表した。廃棄パネルのシリコン再資源化への道筋を示したことになる。
2012年以降、太陽光発電設備が短期間で大量に導入されたため、30年代以降は使用済みパネルの大量廃棄時代が訪れる。ただ、廃棄パネルの再利用技術こそ開発されつつあるが、シリコン再資源化の技術はまだ確立していない。この状況下、横浜国立大学は太陽光パネルのシリコン材を活用した触媒試験を19年4月に開始し、このほど再資源化への可能性を拡げた。
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