Products Review

プライム・スター

レドックスフロー蓄電池発売

レッドクスフロー蓄電池のイメージ

照明器具製造のプライム・スター(東京都港区、下田知代社長)は2022年6月28日、太陽光発電設備を搭載したレドックスフロー蓄電設備を発売した。BCP(事業継続計画)対策としての利用を想定し、企業や地方自治体向けに販売する。

同社は出力50kW、蓄電容量300kWhのレドックスフロー蓄電設備を製品化した。40フィートコンテナに制御装置やPCS、蓄電池ユニット、ポンプ、電解液タンクを一式収納。コンテナの上には中・ロンジ・ソーラー製の太陽光パネルを2kW設置し、再生可能エネルギー電力を蓄電できる仕組みにした。満充電で6時間使用することができる。

同社は、蓄電池の水溶液にバナジウム水溶液を採用した。バナジウムイオンの酸化還元反応で充放電する仕組みゆえ、電解液は半永久的に再利用でき、発火の危険性はないとしている。

同社の開発てつ会長は「顧客の要望に合わせて最大500kWhまで蓄電容量を拡張できる。コンテナ型ゆえ、全国各地に設置できる」と語る。

コンテナの外形は、幅1万1892㎜×奥行き2438㎜×高さ2896㎜。参考価格は税抜き6000万円で、製品保証期間は3年間。初年度の販売目標は10台としている。

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