Products Review

デルタ電子

〝疑似系統〟機能付き単機能型蓄電設備発売へ

PCS(パワーコンディショナ)製造の台・デルタ電子が単機能型蓄電設備を2022年中に発売する。〝疑似系統〟機能を設けて、停電時に太陽光電力を最大限活用できるようにした。住宅のみならず、法人向けにも提案していく。

同社は蓄電容量6kWhでPCS出力が通常時と自立運転時ともに3kWと、同12kWhで同4.5kWの2機種を開発。複数台連系できる仕様にして法人向けへの提案も可能にした。

さらに同社は停電時の利便性を高めた。自立運転時も200V出力を維持し、既設の太陽光発電用PCSが同社製であれば、停電時でも通常通り稼働する仕組みを施した。もっとも、分電盤に接続されるPCSは、同じく分電盤と繋がる電力系統が停電になるなど異常を検知すると自動で止まる。そこで同社は、分電盤に繋ぐ蓄電設備から正常な電圧や周波数の電力を供給することで停止したPCSに正常状態と誤認させ、停電時も通常稼働させるようにしたのだ。

なお、蓄電設備を導入する際は分電盤と電力系統の間に切替開閉器を設置し、停電時に逆潮流しない措置をとる。同社の製品も蓄電池が満充電になるなど停電時に余剰電力が発生しかねない場合はPCSが停止する仕組みである。

すでに同社はJET(電気安全環境研究所)認証を取得し、22年9月に長野県内の施設で試験運転を始めた。

単機能型蓄電設備『セイバーAC』

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