地方行政の脱炭素戦略

[宮古市]

東日本大震災で被災した岩手県宮古市。復興計画の一環で再エネの導入を進めてきたが、このほど脱炭素先行地域に選定され、地域の脱炭素化に本腰を入れた。

岩手県宮古市は2020年11月に、50年までの脱炭素化を目指す『ゼロカーボンシティ』を表明し、21年9月には『宮古市役所地球温暖化対策実行計画』を策定。30年度までに二酸化炭素の排出量を13年度比50%削減する目標を掲げた。市内の二酸化炭素排出量は、13年度が47.7万tで、19年度は39.2万tだったから、当面は15万t規模の二酸化炭素排出量を30年度までに削減する計画である。

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