Products Review

ケイジェイシー

営農用太陽光架台発売

太陽光架台販売のケイジェイシー(東京都荒川区、文大成社長)はこのほど、営農用太陽光発電設備の鉄製架台を発売した。EPC(設計・調達・建設)業者を対象に初年度10MWの販売を目指す。

架台の下部に営農空間を設ける営農用太陽光発電設備では、一般に地上から数mの高所に太陽光パネルが設置される。つまりこの高所作業が発生する分、地上設置型と比べて施工性が低かったのだ。

その点、今回の新製品を使えば、支柱を倒した状態で太陽光パネルを設置できるため、現場の作業効率は格段に向上するというわけだ。同社の文社長は、「施工時間は地上設置型架台の施工と比べ、同等以下になる。施工費を含む設置費は市販の営農用太陽光架台より2割程安くなるだろう」と語る。

韓・MDSが営農用太陽光架台を製造し、ケイジェイシーはMDSの日本総代理店として架台を販売する。標準品は、支柱間幅5〜12m、高さ4m、遮光率約30%、耐雪強度100cm、耐風圧性34m/s。同社は2023年夏を目途に550kW分の架台を日本の案件に納入する。

写真は韓国での設置事例。4m程の高さを確保することで、農業機械を使用できる

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