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[太陽電池材料]

PERCの次は酸化チタン!?

産総研、変換効率20%超の新型太陽電池を開発

産総研はこのほど、独フランホーファー研究所と酸化チタンを用いた結晶シリコン太陽電池を開発した。PERC技術の代替となり得るほか、次世代太陽電池開発に繋がる可能性もある。

松井卓矢上級主任研究員

現在の市場では、PERC技術を活用したp型結晶シリコン太陽電池が主流だ。PERC技術とは、裏面のシリコン層を絶縁膜でパッシベーション(不活性化)することで電子と正孔の再結合を防ぐもの。再結合による損失を低減し、効率を高めているが、絶縁膜であるため、一部に穴をあけ、電極とシリコン層とを接触させなければならず、その部分での再結合を防げない。

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