新電力に瞬く寂光

[第20 回]

JEPX騒動からの教訓

新電力コンサル、アンプレナジーの村谷氏による本連載。今回は村谷氏が2020年12月中旬から発生したJEPXの価格高騰について見解を示した。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

2020年12月中旬からJEPX(日本卸電力取引所)価格が暴騰した。東京エリアでは、20年4月1日から12月15日まで平均5.92円/kWhだったJEPXスポット価格が12月16日から30円以上に上昇。年末から21年1月3日まで100円以上に張りつくと、1月15日には252円という異常値が出現したのだ。

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