デンソー
小型・軽量の新型V2H設備発売
自動車部品製造のデンソーは2024年1月18日、従来機より大幅な軽量化を実現した新型V2H（車から住宅への電力供給）設備を発売すると発表した。24年3月中旬より受注を開始する予定だ。
従来機で一体だったPCS（パワーコンディショナ）本体とEV（電気自動車）充放電口を分離させ、総重量を91kgから34kgまで軽量化し、省スペース化を図った。
系統連系時と自立運転時の最大出力は従来機と同様にそれぞれ6kWとし、直流と交流の変換による電力ロスを低減した。このほか設置可能な温度環境を40℃から50℃まで拡げたうえ、重塩害地域にも設置できるようにして防塵防水性能をIP46からIP55へ高めた。
PCS本体のサイズは、幅470mm×高さ620mm×奥行200mmで重量約26kg、EV充放電口は160mm×355mm×160mmで約8kg。
（上）EV充放電口。PCS本体と分離させることで設置の自由度を高めた。外壁への取付も可能 （左）PCS本体部
