日置電機
高電圧絶縁抵抗計発売
電気計測器製造の日置電機はこのほど、直流電圧2000Vの太陽光発電設備まで対応した高電圧絶縁抵抗計を発売した。EPC(設計・調達・建設)企業やO&M(管理・保守)会社、発電事業者向けに、国内外で1000台の販売を目指す。
特徴的なのは、太陽光発電設備が発電している時も計測できる点だ。一般に日中は発電電流と測定電流が重複して絶縁抵抗を正確に測定できないため、作業は夜間に実施しなければならないが、同社は新機能を搭載。発電中も絶縁抵抗を正確に測定できるようにした。
このほか、従来品よりもノイズ耐性を約6倍向上させ、直流電圧2000Vの太陽光発電設備にも対応。最大10TΩの絶縁抵抗と開放電圧の測定を可能にした。
製品の寸法は幅195mm×奥行き89mm×高さ254mmで、質量は電池も含め約1.7kg。電源は電池式で、価格は税込み30.8万円。