ヤマハ発動機、太陽光で走る小型モビリティ開発へ
ヤマハ発動機が太陽光パネルを搭載した低速小型モビリティの商用化を進めている。高齢者の移動手段として普及させたい考えだ。

浜松市の水窪地区での実証試験の様子
ヤマハ発動機は2025年12月8日、熊本県の崇城大学およびティープラン(大分県中津市)と、大分県姫島村で太陽光パネルを搭載した低速小型モビリティの実証試験を始めた。車両はゴルフ場などで使用されるランドカーで、同社の米国法人で発売している電動ランドカーに太陽光パネルと蓄電池を搭載して製品化した。地域住民に車両を貸与して利用履歴や発電状況を調査する。脱炭素化とともに高齢者の移動手段として普及させる狙いだ。
同社技術・研究本部新エネルギー領域担当の稲波純一アドバイザーは、「軽自動車と電動車いすのようなシニアカーの間の乗り物。低速走行なので、万が一の事故も被害を最小限に抑えられるはずだ」と語る。
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