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ヒラソル・エナジー、既設発電所向け発電改善に本腰

5億円強の資金調達完了

太陽光発電所のO&M技術を開発するヒラソル・エナジー(東京都文京区、李旻社長)はこのほど、営業体制や技術開発の強化を目的に6社から5億円強の資金を調達した。稼働済み太陽光発電所の発電量改善サービスの提供を本格化していく。

太陽光パネルに設置したIoTセンサ。電力線通信技術で計測する(左)。IoTセンサはパネル単位で取り付ける(中)。IoTセンサで取得した情報を集約する通信機能付きのIoTゲートウェイ(右)

同社は2017年2月設立の東京大学発ベンチャー企業だ。開発しているのは、電流型電力線通信技術とAI(人工知能)技術を活用し、太陽光パネルの不具合などを発見する技術。稼働中の発電所で連続的に計測した値からIVカーブを推定したり、不具合や劣化など個々のパネルの状況を踏まえたうえでの最適配置を自動演算したりすることも可能だという。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業などを経て、20年10月末に実用化した。

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