過熱する屋根争奪戦

勃興するオンサイト太陽光

脱炭素化の潮流と電力料金の高騰を背景に、オンサイト太陽光発電が活況を呈している。国が導入支援を強めれば、地方自治体も積極的に普及を後押ししており、企業の間で人気が上昇中だ。再エネ企業やPPA業者では早くも受注獲得競争が激化し、提案の複合化が進む。オンサイト太陽光発電市場の最新動向に迫る。(本誌・楓崇志、岡田浩一、中馬成美、土屋賢太)

建物の屋根上は、太陽光発電の適地だ。大規模な開発行為が不要なうえ、導入ポテンシャルが大きいからである。それゆえ、2050年までのカーボンニュートラル(炭素中立)の実現に向け、国の期待は大きい。

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