【PR企画】

拡がる再エネ関連設備! 脱炭素新時代の商材選び

進化するV2H設備

ともあれ、今後は太陽光発電設備だけでなく、再エネ電力の効率運用を支援する設備も欠かせない。蓄電設備のほか、V2X(車からの電力供給)設備をはじめとするEV(電気自動車)関連機器がその代表格だ。さらにそれらを制御するための監視装置やEMS(エネルギー管理システム)も再エネ企業が揃えておくべき商材となるに違いない。

ニチコンは19年に業界で初めて太陽光発電設備と蓄電池、V2H(車から住宅への電力供給)設備を1台で制御するトライブリッドPCSを開発し、蓄電池と同PCS専用のV2H設備を組み合わせた製品を商品化した。同社は、駐車場の敷地が限られ、V2H設備と充放電ケーブルを分離させてほしいという顧客の要望を受け、充放電ケーブルを独立させ、充電出力を5.9‌kWから最大9.9‌kWまで高めた製品を22年に発売、受注を伸ばした。23年10月には別途販売する単独型V2H設備でも充放電ケーブルを分離させると発表。EVの本格普及に向け、販売を強める構えだ。

商材の選択肢が拡がり、今後は太陽光発電設備にとどまらない幅広い目利き力が問われそうだ。

この特集の記事

その他の小特集

一覧を見る