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産業用蓄電池も導入着々

設置可能性を拡げるうえでは、余剰電力の活用や、耐荷重制限などの設置制約の克服も有効で、新製品やサービスが出てきた。なかでも余剰電力の活用では、蓄電設備の併設は有力な選択肢だ。蓄電設備には、使い切れなかった再エネ電力を充電し、別の時間帯に放電する機能があるため、再エネ比率を高められるだけでなく、停電対策などレジリエンス(強靭性)の強化にも役立つ。ただし、現時点では設備費が割高になりがちだ。導入検討時には国や自治体の補助制度を利用できるかどうかも検討すべきだろう。

こうしたなかで、PCS(パワーコンディショナ)メーカーの中・ソラックスパワーネットワークテクノロジーが蓄電容量100kWhクラスの産業用蓄電設備の販売を強めている。24年7月の発売から半年で100台以上出荷しており、引き合いが旺盛だという。

特徴は、事業所や工場などでの状況に応じて蓄電容量を細かく増設できる点だろう。出力16.5kWのハイブリッドPCSと、蓄電容量3.68‌kWhおよび同5.1‌kWhの蓄電池モジュールがあって、PCS1台に3.68‌kWhモジュールは最大16台、5.1‌kWhモジュールは26台まで接続できる。そのうえでPCSを最大3台併設できるため、出力は49.5kW、蓄電容量は399kWhまで細かく増設できるのだ。

また、ソラックスパワーはAI(人工知能)機能を搭載した住宅用蓄電設備も製品化する。現在JET(電気安全環境研究所)認証を申請中で、25年末までに発売する予定である。また、コンテナ型やキャビネット型の系統用蓄電設備も日本市場に投入する構えで、蓄電設備を全方位で販売していく方針だ。

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