再生可能エネルギーの軌跡と未来

東日本大震災、福島原発事故を契機に、日本のエネルギー改革が進んだ。電力広域的運営推進機関が創設され、電力小売りの全面自由化が実現、送配電部門の法的分離が進む一方、再生可能エネルギーが劇的に普及した。この先10年、エネルギー社会の未来図をどう描くべきか。電力システム改革と再エネの普及拡大で脱炭素社会を実現する方針こそ示されたが、課題はなお残る。震災から10年の節目に、福島を訪れ、再エネの軌跡と未来を再考する。(本誌・平沢元嗣、楓崇志、岡田浩一)

双葉駅周辺は人通りがない

2021年3月11日、福島県が追悼祈念復興式を開催した。新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、一般の参加を受けつけなかったが、関係者221名が出席した。

式典では、東日本大震災で夫と娘、両親を亡くした田村江久子さん(63)が「最愛の家族を失った遺族の悲しみや悔しさは消えない。それでも私たちは生きていかなくてはならない」と胸の内を語った。

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