地方見聞録【中四国】

膨らむ自家消費需要 屋根争奪戦の兆し

中四国地方でも屋根上に設置する太陽光発電の需要は旺盛だ。脱炭素ブームを契機に、自家消費用設備やPPAの利用が広がりつつある。早くも屋根争奪戦の兆しが見えてきた。(本誌・川副暁優)

中四国9県の太陽光発電の導入量は堅調に推移している。2020年度におけるFIT適用の太陽光発電設備の導入量は前年度比9.9%増の833.3MWだった。出力10‌kW未満の住宅用太陽光発電こそ85.7MWと同9.6%減少したが、10‌kW超の事業用太陽光発電は747.6MWと同12.7%増加している。これにFITを活用しない全量自家消費用の太陽光発電の導入量も含めれば、中四国における20年度の太陽光発電市場は、コロナ禍にもかかわらず10%以上成長したものと思われる。

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