成長継続へ問われる経営手腕 商機を探る再エネ企業

ゼック、独アグリゲータ企業と合弁設立

FIP発電事業者向け支援サービス提供へ

太陽光発電所の分譲ファンドの販売・運用を手掛けるゼック(東京都中央区)は、ドイツのアグリゲータ企業であるインパワーと提携し、日本で事業を行う合弁会社を設立した。FIP(フィード・イン・プレミアム制度)を活用する再エネ発電事業者向けの支援サービスを提供していく。

インパワーは2006年に設立されたドイツのアグリゲータ企業。現在、約1.3GWの再生可能エネルギー発電所の再エネ電力を取りまとめ、欧州の卸電力取引所にて取引している。ゼックの柳川勇夫社長は、「14年頃から毎年、最新情報収集などを目的にドイツを訪問しており、その一環でインパワーと接触する機会を得た。日本でもFIPの導入が迫るなか、ドイツでは12年からFIPが導入され、インパワーは支援サービスを提供している。これは日本でも必要なサービスだと考えた」とし、ゼックは20年1月6日にインパワーと折半出資で『ZECPOWER(ゼックパワー)』を立ち上げた。代表はゼックの柳川社長が兼任している。

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