「太陽光・風力・蓄電池で1.1GW開発へ」
のぞみエナジー 楠本修平 最高投資責任者
日本で系統用蓄電所の開発が本格化し、海外から参入する企業が少なくない。英国のインフラ投資会社であるアクティス傘下ののぞみエナジーもその1社だ。すでに『長期脱炭素電源オークション』で2件落札するなど、滑り出しは順調なようだ。同社の楠本修平最高投資責任者に話を聞いた。
──貴社の概要や日本市場への参入経緯は。
当社は英国のインフラ投資会社であるアクティスが5億米ドルを拠出し、2023年5月に設立された。太陽光発電や陸上風力発電といった再生可能エネルギー事業や系統用蓄電事業の開発を通じて、日本の脱炭素化に寄与していきたい。もっとも、その1年前の22年3月にアクティスの日本オフィスを立ち上げるなど、準備自体はその前から始めていた。
日本市場は確かな法制度のもと、再エネ技術も高い国だ。アクティスの資本力やグローバルな調達力を活かしながら、スピード感のある規模拡大を目指している。
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