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オムロン フィールドエンジニアリングが脱炭素経営を伴走支援

計画策定から実行・検証までシームレスで

脱炭素化を始める企業が増えるなか、オムロングループが脱炭素経営の伴走支援に乗り出した。GHG削減の計画策定から実行、効果の検証まで包括的に支援しているだけに、有力な相談相手になりそうだ。

世界で脱炭素経営が浸透するなかで、いまや多くの企業がGHG(温室効果ガス)排出削減目標を策定し、実行していく時代を迎えた。なかでも製造業では大企業にとどまらず、彼らと取引関係を持つ中堅・中小企業でも脱炭素化への取り組みが経営課題になりつつある。

もっとも、まずはGHG削減目標やその達成に向けた実行計画の策定から始まり、個別施策の具現化とともに予算を確保していく。実行した後も効果を検証し、場合によっては改善策も講じていくことになる。しかも脱炭素経営の方針を固めたうえで何から手を付けるかも考えなければならない。

そこでオムロングループが始めたのが『カーボンニュートラル診断』だ。脱炭素経営の方針や目標設定、実行計画の策定、個別施策の詳細検討などを支援するサービスで、利用者は脱炭素に関連した約45問の設問に回答し、財務指標やエネルギー使用量などに関する資料を提出するだけで、同業他社との比較を踏まえた自社の立ち位置や課題を可視化できるというのだ。

設問は選択式なので時間はかからない。診断結果として40~50頁程度の報告書が提出されるが、そのなかでは業界内での立ち位置や課題を分析しつつ、業種・業態別の環境変化への対応なども踏まえ、目標達成に向けたロードマップが提示される。

さらに診断結果をもとに個別施策が提案されるほか、その施策を実行した際の事業価値や株価などへの影響を定量的に試算した財務効果も示されるという。このカーボンニュートラル診断は予算の確保を含めた施策を検討・実行するうえでの判断材料にもなり得る。

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