試される太陽光企業の経営力

「日本では住宅を中心に屋根上市場を開拓する」

ジンコソーラー 銭晶(Dany Qian)副社長

2020年に18.8GWに及ぶ太陽光パネルを出荷した世界2位の中・ジンコソーラー。21年には25~30GWの出荷を見込む。日本市場で首位に立つ同社の銭晶副社長に話を聞いた。

──2021年も半年以上が過ぎた。ここまでの概況は。

21年は2つの重要事項に取り組んでいる。1つは主要子会社が上海証券取引所への上場を計画していること。現在手続き中だが、順調にいけば来年に上場できるだろう。

もう1つは生産能力の増強だ。世界が脱炭素化へ向かうなか、太陽光発電への需要が高まっており、我々もその声に応えなければならない。年末までにシリコンウエハを33GW、太陽電池セルを27GW、太陽光パネルを37GWまで年産能力を拡張する予定だ。ただし、コロナ禍などの影響を考慮し、最終的な数値は今後調整するかもしれない。

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