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JPEA、太陽光発電所の設計・施工ガイドライン3種作成

傾斜地、水上、営農用

JPEA(太陽光発電協会)は2021年11月12日、傾斜地などに建設する太陽光発電所の設計・施工に関するガイドラインを公開した。発電所開発における安全性確保を促す構えだ。

JPEAはすでに地上設置型の太陽光発電所のガイドラインを作成済みで、新たに、傾斜地設置型、水上設置型、営農用と3種類のガイドラインを作成した。

傾斜地設置では地盤の地耐力などが要点だ。水上設置ではフロート架台の配置や固定の方法が重要である。営農用太陽光発電所は、架台が高いため梁の強さや風の影響などがポイントとなる。過去の事故事例などを参考にしながら、「既存のガイドラインで不足している部分をまとめた」(JPEAの井上康美公共産業事業推進部長)。

JPEAは、地上設置型のガイドラインと今回作成したガイドラインを併用してもらうことを想定している。

ガイドラインの作成はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業で、いまある知見などをもとに、今回、JPEAは暫定版として作成した。今後検証や実証実験などを進め、23年3月までに完成版を作成する。

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