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環境機材販売、25年耐久の防草シート発売

新製品の防草シート『ネクスト』

防草シート製造の環境機材販売(東京都江東区、加藤剛紀社長)は2021年11月22日、耐用年数25年の防草シートを発売した。協力会社のエネルギーファーム(東京都江東区、加藤剛紀社長)を介してO&M(管理・保守)業者などへ販売する。初年度12万㎡の販売を目指す。

防草シートは、太陽光発電所の周辺に敷いて雑草の繁茂を抑え、太陽光パネルを雑草が覆うことによる発電低下を防ぐもの。同社は独自の織り方と特殊な素材を用いて紫外線による劣化を軽減し、従来品より5年長い25年耐久を実現した。

試験機関で㎠あたり0.1Wの紫外線を25年相当の540時間照射する対候性試験と劣化率を測定する引張抵抗試験を実施したところ、18年相当の388時間の劣化率は45~35%まで落ちたが、その後152時間はほぼ劣化せず、数値は下がらなかったという。

また新製品は、雨水を徐々に透過する素材ゆえ、地面に大量の雨水が流れるのを防ぎ、土砂災害を防ぐ効果があるほか、有害な物質ではなく、土に適度な水分と空気を通すため、土地の再生効果も期待できるようだ。同社の浪川憲司企画部長は、「顧客の要望をきっかけに良質な製品を開発した。耐用年数25年の当社の新製品を使えば、シートを張り替える必要がなく、維持管理費を低減できる」と強調する。

新製品の価格は1㎡あたり350円。質量は同200gで、厚さは0.5㎜。材質はポリエチレンテレフタレート、商品名は『ネクスト』。同社は14年から防草シートを開発し、現在中国の工場で委託生産している。

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