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東和銀行、脱炭素コンソーシアム発足へ

東和銀行は2022年2月25日、群馬県内の企業の脱炭素化を支援する新たなコンソーシアムをつくると発表した。電力小売り会社を通じて再生可能エネルギー電力を県内企業に供給する。再エネ電力の地産地消を促し、県内の産業発展を狙う。

同行は、大企業のサプライチェーンを担う県内の製造業の再エネ需要が高まっていることに着目。ただ自力で再エネを調達できない企業が多いとみて、再エネ電力を供給する仕組みの構築を目指した。

県内の空き地や耕作放棄地への太陽光発電設備の導入や、小水力発電所やバイオマス発電所の設置を促しつつ、県内の企業を集め、電力小売り会社を介して再エネ電力を供給していく。

同行リレーションシップバンキング推進部副部長の服部政博お客様応援室長は、「初期は県外の再エネ発電設備から再エネ電力を調達することになるが、徐々に県内に発電所を増やして地産地消を実現したい」と語る。

コンソーシアムには、群馬県や県内の自治体、再エネ会社、電力小売り会社のほか、県内の大学の参画を想定。同行は融資などで支援する。服部室長は、「県外企業も含めて1000社ほど集め、23年4月頃には再エネ電力の供給を始めたい」と話した。

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