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JSEC、FIT認定の失効制度に関する意見交換会を開催

再生可能エネルギー発電事業者らによる業界団体、JSEC(日本再生可能エネルギー事業者協議会)は2020年7月30日、都内でFITの認定失効制度に関する意見交換会を開催した。発電事業者や金融機関の担当者など30人程集まった。

JSECは20年6月に国会で成立した再エネ特措法改正法内で、未稼働案件対策として認定失効制度が規定されたことを受けて意見交換会を開いた。

制度の詳細について、現在、資源エネルギー庁の専門会議で話し合われており、その内容についてJSECは事前に発電事業者らから意見や質問を集め、エネ庁へ提出。意見交換会にエネ庁関係者を招き、主に新エネルギー課の清水淳太郎課長が質問に答えた。

意見交換会に参加した発電事業者からは、系統制約事由や環境アセスメント、またコロナ禍の影響などにより遅れている案件について猶予期間を設けてほしいなどの意見が出た。

これに対し、新エネ課の清水課長は「個別案件への配慮は難しいが、認定失効制度はあくまでも事業を進める気のない案件が対象となる。事業を進めている案件は失効リスクがないような制度にしていく」と回答した。

エネ庁は、太陽光発電から先行して制度設計を進めており、一部の事業者からは風力発電なども早急に議論を進めてほしいとの意見が出た。

意見交換会の様子

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