Inside News

京セラ、新電力向け電力管理装置開発へ

京セラ(谷本秀夫社長)は2020年7月、新電力会社向けのEMS(エネルギー管理システム)の開発に着手すると発表した。産業用蓄電設備を使った太陽光電力の効率的な運用を目指す。

同社は鹿児島県日置市の新電力会社ひおき地域エネルギー、日立パワーソリューションズと共同で実証試験を行う。具体的には、ひおき地域エネルギーが所有する既存の自営線と太陽光発電設備などからなる小規模電力網に産業用蓄電設備とEMSを追加導入し、太陽光電力の余剰電力の有効活用やピークカット、インバランス調整などを行っていく。蓄電設備を導入することによる地域のレジリエンス(強靭化)機能についても検証する。

京セラは産業用蓄電設備の設置とEMSを開発する。20年12月末から設置工事をはじめ、21年2月の稼働を目指す。その後1年間に亘って実証試験を行う計画だ。

Inside News を読む

一覧を見る