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ホクエイ PCS用架台販売3割増へ

金属加工のホクエイ(北海道札幌市、北川裕二社長)が自家消費用の太陽光発電設備を導入する企業向けにPCS(パワーコンディショナ)用架台の受注を伸ばしている。2023年3月期に前期比約3割増となる520台の販売を見込む。

壁付け設置が標準仕様のPCSが多いなか、工場や施設によっては建屋の強度不足でPCSを地上に設置しなければならない場合もある。従来は施工会社がPCS用の架台を現場で都度作成していたが、既製品のニーズが高まっているため、引き合いが増しているという。

同社はPCS毎に架台を設計し、ほぼすべてのメーカーの製品に対応した。PCSと変電設備や、PCSと蓄電設備を併せて設置できる架台も提供し、塩害地域や積雪地域への設置も可能にした。

同社は産業ガス大手のエア・ウォーターグループで、灯油タンクやLPガス容器収納庫などを製造している。14年にPCS用架台を製品化し、施工会社のほか、蓄電設備メーカーにも納品。21年3月期は364台、22年3月期には411台販売した。

 

PCS用架台。高耐食めっき鋼板を使用し、粉体塗装を施している

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